中華ゲーム機『XU mini M』レビュー!ポータブル機の新勢力誕生か!!?

どうも、えいどりです!!
本日は『XU mini M』という中華ゲーム機のご紹介をしていきます。
聞きなれない名称のゲーム機ですが、果たしてどんなものか・・・
では、さっそくいってみましょう!!
XU mini Mとは?

AliExpressでゲーム機などを販売している「Ampown」が発売した新種の中華ゲーム機です・・・多分(笑)
ANBERNICみたいに公式のWEBサイトも見つからず、情報を探してもないため同封の説明書と専用ケースに「Ampown」との記載もあるので推測交じりです!!(汗)

今回はグレーを購入!!
2つのアナログスティックに加えてボタン配色がスーファミ風なのが魅力的です!
OSは『MagicX』なるものを採用しているとのことですが果たして・・・。
購入できるサイト
こちらの商品はAliExpressで購入が可能です!
価格帯は6500円前後ですがセール時などは結構安く買えるので、セールのタイミングを狙うのもアリです!
なお、Amazonで中華ゲーム機を販売しているwhatskoは取り扱いをしていないようでAmazon上では個人販売のようなものしか見当たりませんでした。
AliExpressは使いたくないという人はメルカリなどで探すのも良いかもしれません!

▼フィルムはいつも通りにPDA工房さんが発売しております
XU mini Mの性能
基本スペック
名称 | 内容 |
---|---|
カラー | オレンジ、グレー、黒透明 |
システム | Linux |
モニター | 2.8インチIPSフル視野角 ゼロ距離ocaフルフィット640*480 |
機械温度 | 35℃ ~ 40℃ |
Cpu | Rk3326クアッドコア64ビットCortex-A53、1.5GHzでクロック |
GPU | Mali-G52 |
RAM | Ddr4 1 gbfrequicity 2666mhz |
メモリ | 64g tf,128g tf |
ゲームサポート: | psp,psx,nds,n64,gba,snes,nes,port,openbor,dreamcast,naomi,saturn,megadrive,mame,capcom,cps1,cps2,cps3,neogeo,アーケード,amstradcpc,atari7800,atarilynx,famicom,fds,gameandwatch,gamegear,gb,gbc,intellivision,mastersystem,msx2,ngp,ngpc,pcengine,sega32x,sg-1000,ワンダースワンカラー |
言語 | 11言語 (英語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、インド語、 Geman、フランス語、オランダ語、イタリア語、ベトナム語) |
スピーカー機能 | 2チャンネルスピーカー |
バッテリー | ポリマーリチウムイオン電池,2600 mah,6時間の電池寿命 |
TFカード | TFカード拡張サポート,最大512GB |
機械重量 | 120g |
マシンサイズ | 129*64*29mm |
サイズですが実測で計測してみると横幅:約129mm、縦:約64mm、『厚み:約19mm』、機械の重さが『127g』となっておりました。
商品ページの情報より厚みが実際はもっと薄く、若干ですが重さがあります。

紹介記事に水を差すようで悪いけど、この商品「CPU詐称」の話なかったっけ??

そうそう!!
発売当初CPU「RK3562」搭載って謳っていたものの購入した方が中を確認したら「RK3326」というスペック低いやつが入っていることが発覚するという事件があったよ!!

・・・そんなメーカーのもの買って大丈夫??

メーカーも「RK3326」が入れられていることを知らず、「開発協力会社との関係を切りました」とのことらしいが本当のところは分からない・・・。。
デザイン気に入っている人は事件に目をつぶってあげて(笑)
24年12月時点、AliExpressのAmpownが掲載しているページ上では「RK3326」と現況の記載してあるので、これから購入する人は過去情報で買ってしまわないように注意です!
動作するゲームに関して
動作するゲーム機種はANBERNICの『XXシリーズ』と同じような感じです。
ゲームウォッチ、アーケードゲーム、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、ネオジオ、ネオジオポケット、メガドライブ、PCエンジン、ワンダースワン、ワンダースワンカラー、プレイステーション、ニンテンドー64、ドリームキャスト、PSP、ニンテンドーDSなどに対応しています。
XXシリーズでは発生していなかったのですが、ドリームキャストのクレイジータクシーをプレイしていて少し音がスローになったりと処理しきれていない感じがありました。
既存OSがあまり良くないと言われていて、有志の方が作成した「PlumOS」というカスタムファームウェアが結構人気で動作環境も改善するとのことなので気になる方は試してみるのも良いかもしれません。
実際に導入して使用してみたところ個人的にXUminiMを使うのであればコレを導入するのがベストだと思います(笑)
別の記事で導入方法をご紹介しておりますので是非チェックしてください!

実物チェック
同封されているもの
「専用ケース、説明書、液晶保護フィルム、フィルム貼る時の掃除セット、充電ケーブル、ストラップ」が本体と一緒に入っております。
▼Miyoo A30と同じく箱の代わりに専用ケースに入って送られてくるスタイルです!
箱の資材を削減できる上に実用的なケースも手に入るこのスタイルはエコですし、私は結構好きです!!

▼ケースの中はチャックもついているのでケーブルなど周辺機器も一緒に持ち運びがしやすいです。
ついでにストックファームウェアのリンクを書いたシールが貼り付けてあります。

▼説明書はANBERNICなどと同じく英語と中国語の両面で作られています!
初の機種なので一応チェック

▼本体正面のGボタンを押してメニュー画面開くとシャットダウンできるよ。
充電する時はシステム用TFカードを入れた状態で充電ケーブルに繋いでね!
なんてことが書かれています。

▼オプション変更の方法などが書かれています。
通常ゲーム中に本体正面にあるGボタンを押すとメニュー画面が出るのですがN64、DS等のゲームはGボタンを押すとゲーム終了となるようです。
あとN64は「セレクト+L1ボタン」で簡易セーブ、「セレクト+R1ボタン」で簡易ロードができますとのこと。(レトロアーチでいうところのStateSAVE)

▼同じくGボタン押した時の説明、あとは付属のケーブルにはデータ転送機能はないよ、ブルーとパープルでライトが点滅したら充電ないから充電してねとのこと。

▼ゲームROM専用のTF2カードを作りたい人向けに解説が入っています。
「exFAT」形式にカードをフォーマットして、下の表に名前を合わせてフォルダを作成して対応しているファイル形式でゲームデータを格納してね!本体にカードを入れたらGボタンで「オプション→TFカードマネジメント→TF2」と設定変えればゲームをTF2でできるよとのこと。

一応ご親切にもPCから作成したTF2カードを抜く時は、直で抜かないでアイコン右クリックして「取り出し」を押して安全に取り出してねとのこと。
これに限らずPCにデバイス繋いだ時はみなさんやってると思いますがデータ壊れるといけないのでしっかりやっておきましょう!!
XU mini M本体確認
▼真ん中にG(メニュー)ボタンがあります。カラーリング全体的に素敵です。

▼背面には排熱用の排気口がついています。

▼上部はLRボタンとボリューム、Type-cケーブル差し込み口2つがあります

下部スピーカー2つ、電源ボタン、リセットボタン、イヤホンジャックの差し込み口

本体側面の右側にはTF2カードの差し込み口

本体左側にはシステム用TF1カード差し込み口

▼手に持ったサイズ感はこんな感じです。
男性の手でも小さすぎるということはありません。
スピーカーが本体下側についているのでダイレクトに音が来ません。
音を大事にしている人にはマイナス要素となりそうです。

▼ボタンは真っ平らなボタンとなっています。
他の機種だと軽いドーム型(山型)のボタンが多いので押し心地が気になる人もいるかもしれないですね。
あと側面にまで伸びているL1・R1ボタンが人差し指の第一・第二関節の間の部分でも押せるのでL2・R2との押し分けがしやすいです。

ボタン質感ですが日頃使用しているANBERNICやMiyoo製品が良過ぎるのか触った感じほんのちょっとだけ安っぽい印象を受けました。
ボタンの角の部分も丸みを帯びておらず、角がたっています。
アクションゲームをやっていてそこの部分が指に触れた時の感触はあまり好きではありません。
ですが、ゲームプレイ時の操作性に関しては全く問題ありません。
質感が人によっては気になる人もいるかなという程度ですので参考までに!
▼2つのアナログスティックは凹みがあり指にフィットするようになっています

我が家の横型機器と並べてみました
我が家の横型機『Miyoo A30』と『Trimui Smart』と並べてみました。
Miyoo A30は、液晶サイズも同じ2.8インチなのでライバル機になりそうですね。
カバンに忍ばせるにもちょうど良いサイズ感です。

▼この二つを並べるとファミコン、スーパーファミコンの並びみたいで良いですね♪



ゲームをプレイした使用感
PSに関しては、いくつか試すも問題なく動作していました。
この性能の商品は、やはりニンテンドー64やドリームキャスト辺りで「TrimuiBrick」、ANBERNICの「XXシリーズ」などと比べてどうかということになると思います。
▼マリオカート64に関してはルイージサーキットのみの確認ですが問題なくプレイできました

▼ダイナマイト刑事2に関しては、スローモーションになり動作がもっさりです。
※「XXシリーズ」や「TrimuiBrick」は表示に不具合はあるもののもっさりせずにプレイできていました。
OSを「PlumOS」に変更したところスムーズに動くようになりました。

▼パワーストーンは気になる点もなく遊べました

あと気になったのがコレです!
▼PSのデュアルショック専用ソフト「俺の料理」です。
他社製品でもデュアルショック専用ソフトは入力形式を変えないと全てのボタンが反応しないので変更しようとしたのですが、メニューの中に入力形式を変更する項目がない・・・。。。実質プレイ不可でした(泣)
※PlumOSを導入すると解消されます

ちょっとネガティブなことを多めに書いてしまいましたが、良い発見もありました!
凹みのついたアナログスティックですが、めちゃくちゃ良い感じに指にフィットしてきます!!
64などスティックを使用するゲームをやる時には操作もしやすくすごく良いです。
「Miyoo A30」や「RGcubeXX」のようなドーム型(山型)になっているスティックよりも個人的にはこちらの方が操作しやすかったです!!
この記事を書いた後にPlumOSの導入をしたところ上記の問題が解決してスムーズにデュアルショック専用ソフトで遊べるようになりました。
このスティック入力の微調整が効きやすく本当に扱いやすかったです!
おわりに
いかがでしたでしょうか?
『XUminiM』は既存OSが少々残念だなと思う商品ではありますが、デザインが非常に良くスティックの操作感も非常に好みな商品でした。
良い点と悪い点をまとめておきます。
良い点 | 悪い点 |
---|---|
スーファミを彷彿とさせるボタン配色 | A〜Xボタンの質感 |
凹みのあるスティックが操作性良い | OSの使い勝手の悪さ |
安価帯の商品ながら2つのアナログスティック | MagicXのロード・起動が長い |
専用ケースの付属 | 下についたスピーカー |
LRボタンの1・2の押し分けがしやすい | 〆 |
OS問題はカスタムファームウェアを導入すれば解決するので、PSまでのゲームをメインで楽しむ人でデザインが気に入っているという人には良い商品かと思います。
以前ご紹介をした『Retroid Pocket 4pro』もそうのですがスーファミを意識した配色の商品大好きです(笑)
この会社がまた進化したゲーム機を発売してくれる日が楽しみです!!
では、また!!!






