大きな正方形画面に圧倒的なグリップ感『RGCubeXX』をレビュー!
どうも、えいどりです!
2024年はLED搭載が中華ゲーム機のトレンドとなっていますよね!
商品画像でレインボーに光っているライトを見ると実用性云々よりも「カッコいい~~~!!」と惹かれてしまいます(笑)
今回はそんなLED搭載のANBERNIC製品「RGcubeXX」をご紹介していきたいと思います。
では、さっそくいってみましょう!!
RGCubeXXとは?
『RGCubeXX』はANBERNIC社より2024年10月に発売した中華ゲーム機です。
丸みを帯びた形状、グリップしやすくなっている背面、正方形の3.95インチディスプレイ、LEDで光るスティックと特徴多めなポータブルゲーム機です。
一見同年6月に発売した『RGCube』に「XX」が付いているからバージョンアップした後継機かなと思ってしまいそうですが、『RGCube』とは全くの別物なので検討の際はご注意ください!
CPU等本体スペックは前に出ている「RGCube」が上だよ!
他にも「RGCube」はシステムが「Android」、RGCubeXXのシステムは「Linux」。
また、本体左側の十字キーとスティックの配置が逆になっているなどなど色々と異なる点があるんだ!
▼左「RGCube」、右「RGCubeXX」
『RGCubeXX』は、当ブログでも紹介してきた「RG35XX」や「RG35XX SP」などの兄弟機でCPUは「H700」と同じものが使用されております。
画面サイズが往来の「RG35XX」では3.5インチ、「RGCubeXX」は3.95インチとサイズアップしています。
また。画面解像度も「640×480」から「720×720」に上がっています。
購入できるサイト
ANBERNIC公式サイトやAmazonやAliExpressで購入が可能です。
各種サイトのセール情報などを見ながら検討いただくと良いかと思います。
▼ANBERNIC公式サイト
▼先ほど話に出た『RG Cube』も気になる方はコチラをどうぞ!
用意しておくもの
・microSDカード(TF2カード用)※あると便利
・microSDカードのカードリーダー
・ゲームROM(自身で吸い出したもの)
購入先によって変わると思いますが基本的にはシステムデータの入ったmicroSDカード(TF1)が一枚本体に付いていると思います。そのシステム用のmicroSDカードとは別でもう1枚microSDカードがあると便利です。
システム用の中にゲームROMを入れて遊ぶことも可能ですが、別でゲームROM用のmicroSDカードを持っておくとシステムの更新をする時や他のANBERNIC製品を購入した時にそのまま差し替えて使えるので便利です。
また、ゲームROMですがインターネットでのダウンロードは違法行為になるのでやめましょう。
お手持のゲーム機より吸出しをしたものを使用するようにしてください。
吸出し方法はまだ一部ではありますが、過去の記事でも紹介しておりますので宜しければご参照ください。
RGCubeXXの性能
基本スペック
項目 | 内容 |
---|---|
カラー | ブラック/グレー/ホワイト |
画面 | 3.95インチIPSスクリーン OCA全密着、解像度: 720*720 |
CPU | H700 quad-core ARM Cortex-A53 1.5GHz周波数 |
GPU | Dual-core G31 MP2 |
RAM | LPDDR4 1GB |
ストレージ | 32GB TF/MicroSD |
システム | Linux 64-bit |
WIFI/Bluetooth | 2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 |
マルチメディア | 動画プレーヤーは “wmv”, “avi”, “rmvb”, “flv”, “mp4”, “3gp”, “asf”, “mov”, “mpg”, “mkv” などのフォーマットをサポート。音楽プレーヤーは “flac”, “mp3”, “wav”, “ape”, “aif”, “aiff”, “ogg”, “wma”, “aac”, “m4a”, “m4r” などのフォーマットをサポート。 ファイルマネージャー、電子書籍リーダー(txtフォーマット対応) |
ゲーム | 移植ゲームと他の30+種類のエミュレータに対応; ユーザーが関連形式のゲームを自分でダウンロードできる |
言葉 | 中国語、英語、日本語、韓国語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、 スペイン語 |
TF カード | デュアルカードスロット TFカード最大512GBまでの拡張に対応 |
バッテリー | リチウムポリマーバッテリー 3800mAh 6.5時間持続稼働が可能 |
充電 | 5V/1.5A、C2C充電器対応 |
RGBライト効果 | 1600万色RGBジョイスティックライト、常時モード、呼吸、シミュレーターファントム、チェイシング、単色レインボー、マルチカラーレインボーなどに対応;カラーのカスタマイズと明るさの調整に対応。 |
他の機能 | 2.4Gワイヤレスコントローラーと有線コントローラーの接続が可能 HD接続でテレビに接続 振動モーター Wi-Fiオンラインマルチプレイ ストリーミング対応 |
付属品 | USB充電ケーブル、カラーボックス、説明書 |
コンソール仕様 | 長さ:15.72cm 幅:8.96cm 厚み:1.79cm 重量:246g |
ちなみに本体「厚み」の部分は測ってみたら一番薄いところのサイズでグリップ部分を含めると「約2.9cm」くらいあったよ!
▼カラーバリエーションは全部で3種!どれも良いので悩みます!
▼解像度は「RG35XX」、「RG35XX SP」よりも高いようです。
▼持ち寄ればwifiで通信利用もできるのは面白そうです!
動作するゲームに関して
「RG35XX」などのXXシリーズと同じ「H700」を使用したゲーム機となりますので動作状況に関しては他の機種と同じです。
以下のゲーム機に対応をしております。
ファミコン、スーパーファミコン、ネオジオ、ネオジオポケット、メガドライブ、PCエンジン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、ワンダースワン、ワンダースワンカラー、プレイステーション、ニンテンドー64、ドリームキャスト、PSP、ニンテンドーDS、アーケードゲーム等に対応しています。
※PS2未対応
PS1ソフトであれば問題なく遊べますが、PSPやドリームキャスト(DC)やニンテンドー64(N64)あたりは軽めのゲームもしくは設定をいじれば何とか遊べるソフトもあるかなといった印象です!
実物チェック
▼今回はLEDライトが映えそうな白色を購入!
グレーとかクリアカラーばかりで白色って普段は選ばないので新鮮です!
レインボーLED映えるねww
同封されているもの
▼同封されているのは説明書とType-Cの充電ケーブル
液晶保護フィルムはご自身で用意が必要です。
▼液晶保護フィルムは安定のPDA工房さんからも発売されております。
▼説明書はいつもの英語と中国語の記載されたものが同封
ANBERNIC製品に慣れている人ならば読み飛ばしてOKでしょう!
▼本体説明があります。ミニHDMI出力可能なのはいいですね!
▼FAT32形式にフォーマットしたmicroSDカードをTF2と書かれている箇所に差し込んで電源ONすれば自動でフォルダ出来るので、そのフォルダ内にゲームROMを入れるだけだよ!とのこと
「FAT32形式にフォーマット」ってなに!?となった方は、やり方書いてありますのでこちらの記事もどうぞ!
▼「アップデートファイルの準備とSDカードへの書き込み」の項目を参照ください
▼言語設定で日本語変更や明るさ変更なども可能。この辺はいつも通りですね。
ストリーミングプレイもできるよとのこと。
▼ライトの色が赤くなったら充電してね+ショートカットキーの説明
・MENUボタン+R2: 早送り
・MENUボタン+L2: スローモーション
・MENUボタン+R1: ステートセーブ(中断用セーブ)
・MENUボタン+L1: ステートロード(中断データの読み込み)
・MENUボタン+Y: フレームレートの表示
・MENUボタン+B: スクリーンショット
・MENUボタン+X: ポーズ
・MENUボタン+START: ゲーム終了
・MENUボタン+ボリューム: 明るさ調整
・MENUボタン+十字キーの右・左: ステートセーブスロットの選択
今さらだけど「ステートセーブ」の日本語化難しいな!!
「その場セーブ」、「状態保存」・・・??
ゲーム内のセーブポイントじゃないけどセーブできる機能で伝わるんじゃない??
魔界村みたいにセーブ機能ないゲームでも、ステートセーブした場面からステートロードで再開できるみたいな!
▼同じwifiに繋げばオンラインプレイもできるよと解説がされています。
RGCubeXX本体確認
▼普段RG35XX+を愛用しているからか3.95インチの画面がデカい!!
▼背面にはグリップと滑り止めがあります。
▼上部ミニHDMI、リセットボタン、充電ケーブル差込口、ボリュームボタンと電源
▼本体下側はTFカードの差込口1、2とイヤホンジャックの差込口
角ばった箇所がなく全体的に丸みを帯びたフォルムが愛らしいです。
カラーが白ということもあってか個人的にはカッコよさよりも可愛さ強めな印象
▼特徴的なのが十字キー!
斜め入力のところにも段差をつけてボタン配置することで入力しやすく設計されています。他のANBERNIC製品で見たことないボタンなのでCubeの特徴ですね!
▼手に持つとこんなサイズ感です。
薄型機も持ち運び便利で良いのですが、自分なんかはアクションゲームやっていると変に手に力が入ってしまうので後ろのグリップと滑り止めが良い具合にフィットしてくれています。
グリップ部分の厚みもあるので「持ち運びたい」とか携帯性は重視する方には向かないです。「MiyooA30」などの小型機をよく使っている人からすると重いとも感じるかもしれないですね。
「外への持ち運び用は別の機種を使うけど、自宅用でカッコよLED見ながら正方形の大画面でGBソフト遊ぶんだぃ」そんな方にならかなりオススメですよ!!
ゲームをプレイ
ゲームボーイカラーのテリーのワンダーランドを起動してみます。
▼初期設定ではゲームボーイカラーのオーバーレイがついて画面が少し小さくなっていますがオフにして、アスペクト比をフルにすれば全画面表示も可能です!
ゲームボーイのソフトでも同じ設定にしたのですが、何故かアスペクト比がフルにも関わらずカラーの時と同じようになりませんでした。
起動するエミュ機を変えるとか試して進展があればご報告します。
デュアルショック専用ソフトについて
久しぶりにスティック付きの機種を買ったのでせっかくならとデュアルショック専用ソフトを遊ぼうと俺の料理を起動してみました。
▼無事に起動できたのですが、あれ、、ボタンが反応しない・・・
▼メニューボタンを押して設定画面を出します。
コントローラー設定画面に行き、「ポート1 コントロール」の変更へ!!
初期設定では一番上の「デバイスの種類」が画像のように「Digital Controller(Gamepad)」となっています。
▼「Analog Controller(DualShock)」に変更するとボタンが効くようになります
▼これで操作できるようになりました。
もし同様の症状でお困りの方がいたら参考にしてください。
実際にスティック操作していて思ったのが、RGCubeXXに限らないと思いますがコントローラーと比べて「スティックを少し倒す」が難しい!!
慣れかもしれないけど包丁で切るの全然うまくいきませんでした(笑)
そして、もう一つ問題が・・・
先ほどの画面はフリープレイモードの画面なのですが、ストーリーモードを選択するとフリーズしてしまう。。。
ストーリーモードは最初にムービーから始まるので恐らくそれが原因かと・・・
▼この先に進むとフリーズしてしまう…
起動するエミュレーターを変更してゲームを起動するとムービー突破できたのですが、ゲーム画面で音がうまく処理されなかったり画面の処理落ちが・・・。。。
シェーダーをオフにする、ゲームのデータ形式を変えるなどSNSで情報提供いただいたので試してみましたが、、、残念ながら先には進めず(泣)
ファームウェアのアップデートで改善されることに期待ですね!!
それにしても色々とアドバイスをいただけたりと中華ゲーム機界隈の方々は親切な方々が多くて非常にありがたいです!!
そんな方々に恥じないよう色々試してみて困っている人の参考になるようご紹介していきたいと思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
RGCubeXXはたくさん発売されているXXシリーズと性能面はほぼ同じながらも画面サイズや形状、ボタンなどオリジナル要素が多い商品となっています。
他のXXシリーズを持っている方でも「画面サイズ大きい」、「解像度高い」、「キラキラLED」これらの付加価値があるので前向きに検討しても良いのではないでしょうか!!
良い点と悪い点を最後にまとめますと以下の通りです。
良い点 | 悪い点 |
---|---|
3.95インチの正方形ディスプレイ | 厚みがあり、かさばるため携帯性△ |
握りやすい形状と背面の滑り止め | 他のXXシリーズと比べて値段が高め |
レインポーに輝くLED | DCや64などのソフトはプレイ△ |
他のXXシリーズよりも高い解像度 | 〆 |
システムはいつものANBERNICのOSで使いやすさは問題ないので初心者さんでも使用に困ることはないでしょう。
デザイン気に入っててどうしようか悩んでいる・・・なんて購入を迷っている人もきっと気に入ると思いますよ!
この大きな正方形画面で何かGBやGBCのソフトをクリアまでやろうかなと計画中です!!
▼オマケ:団子とRGCubeXX
それにしても2024年はXXシリーズをこれでもかって程に形状を変えて発売してきましたね!!
個人的には各々が好きな本体デザインやカラーを選べて、PS1までなら十分に遊べる性能が手を出しやすい価格帯で発売してくれている現状はレトロゲームを楽しみたい人が参入しやすい環境だなと嬉しく思っています。
中華ゲーム機は短期間に性能をグングン上げてきたので64やドリキャスが普通に遊べて、ゆくゆくはPS2ソフトが問題なく遊べる安価な製品が出てくる日も近いかもしれないですね!
この記事は2024年の年末に書かれているので2025年は、どんなものが発売されていくのか楽しみにしています!!
では、また!!