3日坊主さん集合!!『続ける思考』(井上新八著)をご紹介!!

どうも、えいどりです!!
小学校の時から耳にしている『継続は力なり』という言葉がありますが、大人になり継続の必要性を非常に痛感しています。
語学やスキルの習得、資格試験の合格などなど自分の目標・欲しい成果がある!!
でも、こういったものって継続していかないと手に入らないんですよね。
仕事や家事・育児をやった後の隙間時間にはSNS、Youtube、サブスクの動画配信サービスetc・・・誘惑が多すぎて結局「そのうちやろうかな」と後回しにしてしまう・・・。
これって日常茶飯事であるあるじゃないですか??
今月読んだ本は、「続けること」の本質を深掘りし、すっっっごく取り組みのハードルを下げた実践的なヒントを提供してくれる一冊です!!
何かを始めても3日坊主になってしまう人、長期的に継続できる力を養いたい人にピッタリな本となっています。
では、さっそくいってみましょう♪
- 新しい習慣を作りたい人
運動、勉強、趣味など、何か新しいことを始めたいけれど続けられる自信がない人には具体的なアドバイスがあるのでオススメです。 - 過去に目標をあきらめた経験がある人
これまでに目標を立てたものの諦めてしまった経験がある人にも、本書は新たな視点を与えてくれると思います。 - 自己成長を求める人
継続力を身につけることは、自己成長にも直結します!
自分をより高いレベルへ引き上げるためのヒントを得たいという人にも向いていると思います。
著者・井上新八とは?
井上新八さんは、本業がフリーランスのデザイナーさんです。
そして『趣味は継続』といった変わった趣味をお持ちの方です(笑)
アシスタントなしで全ての仕事と雑務をこなす激務の中、運動、ゲームや映画、新しい趣味など様々なことを日々楽しんで充実した生活を送っていらっしゃいます。
「やるべきこと」と「やりたいこと」をどうやったら無理なく、すべてやりきれるのかといった実験と実証を繰り返し、1日の「習慣」のデザインをし、自動的に続く「仕組み」を考え、遂にはそれを無意識にずっと続けているという「継続の化身」のような方です!
もともとは継続が出来ないタイプの人だったようで、その経験からか本書では「どうしても気が向かない時はやったフリだけして終えましょう」とか「本気でやろうとすると自分の中のハードルが上がり、やる気が起きないから本気でやろうとしない」など継続できない人の気持ちを汲み取るかのようなアドバイスをくれます(笑)
ご自身の経験則を基に書いてくれている本なので、継続が苦手な人には救いの一冊となるやもしれません!
本書の概要


『続ける思考』は、習慣形成や継続力の重要性に焦点を当てた自己啓発書です。
個人的な本書最大の特徴は、意識高い系の自己啓発本とは異なり『継続する』という行為に対してとことんハードルを下げて方法を提示してくれる点です!
ずぼらな性格の人でも自分を変えたいと思った時に役に立つアドバイスを得ることができます。
著者が20年以上の試行錯誤の上でたどり着いた本書の結論とも言える『絶対になんでも続く方法』も教えてくれているのでご紹介します!!
『毎日やる』!!

・・・えっ、喧嘩売ってんの??

まぁ気持ちはわかるけど落ち着いて(笑)
毎日やるけれども最初のうちは1日にやることの量は細かく小さくしてちょっとだけ行う!!
そうすることで『やらない』という選択肢を排除でき、「今日やる・やらない」をいちいち考えなくていいようにするということがこの方法のポイントだよ。
他にも何かをはじめようとしている人の陥りやすい落とし穴についてもしっかり教えてくれるので安心して読んでみてくれ!!

ジムでの筋トレなんて毎日は行けなくない??
筋肉の休息日も必要じゃん。

本書では、毎日やらなくていいようなことに関しては「毎週水曜と日曜にやる」みたいにやる曜日を決めて、いつやるかを考えなくて良いようにすると述べているよ!
10年以上週2でジムに通っている身としては、コレはその通りで「やる曜日を決める」っていうのは本当に大切だと思う!『給料が入ったら最初に貯金や投資に回す』みたいにやりたいことを決めたら先に時間の枠を確保するというのは大事だと思うよ。
本書のポイント
読んでいて個人的に気になったポイントはコチラです。
- 正しい努力や効率重視より『正しい継続』をする
本書では何かを続けたいと思う人は「正しい努力をやめてみよう」と提唱しています。
何かを始めた時に「うまくなりたい」という成果を先に求める姿勢は、その行為自体が『修行』や『修練』となってしまい続けていくハードルを上げてしまいます。
その道の先生が教えてくれるやり方を最初から真似なんかしなくたって最初は自己流でやってみればいいんです。
それが仮に『正しくない努力』であっても楽しんで続けていくことで自分に変化が起き、それが「自分でも継続出来るんだ」という自信につながっていくと本書では語られています。
上達することを最初から求めず、なんとなく楽しみながらやってみるくらいの気持ちで『正しい継続』を行い、継続するための基礎力をつけましょう! - 始める時は、かなり小さく始める
『朝起きたら空の写真を取る』という10秒程度で済むようなことでも良い。
本を読むなら10ページだけ読む、それすらもしんどいなら5ページと刻んでも良い。
自分でも毎日やれそうと思える極限まで小さくして、毎日続ける対象に意識を向けることが大切とのことです。
気が向かない日は1分程度で済ませても大丈夫です。
たとえ小さくてもそれらを続けていく中で「今日はもう少しやってみようかな」と気持ちが自然と変化していき継続力が身についていきます。 - いつやるのかを具体的に決めてしまう
何かを始めたいけど始められない人の多くが言うセリフは「そんな時間はない」。≪言ってしまった経験ありますよね(笑)≫
「時間ができたらやる」というのは絶対に実現しないため、大切なのはやると決めたら「今やる」と決心することです。
そしてやるために必要なのは毎日『いつ』やるのかを決めること!!
朝起きたら最初にやる、お風呂に入った後は必ずそれを最初にやる具体的なタイミングを持つことが必要です。
具体的に決めることで生活のリズムが出来て、最終的には歯磨きのように意識せずとも自然と毎日やれるようになるとのこと。 - 「なんのため」ではなく「なんとなく」を大事にする
「やりたいことの見つけ方」のような意識の高い本を読んだけども結局やりたいことが分からない・・・なんて人は「なんとなくやってみようかな」と思うものをとにかく始めればOKです!!
『毎日同じコンビニで買い物を続ける』とか『全クリしたゲームのレベルをMAX』にするとか周りから「くだらない」と思われるようなことでも良いんです!!
本書においても、『1000日以上すき家で毎日ご飯を食べてSNSで人気者になった人』などを例にあげながら一見意味がない、無駄に思えるようなことでも続けていくうちにその人特有の感性が生まれ、個性になり、価値になっていくと語っています。
『なんでもないことを誰よりやる』
これが意外と何かに結び付いていくんです!!
「なんのため」ではなく「なんとなく」を大切にするという文章を読んだ時、個人的に頭にパッと浮かんだのはスティーブジョブスの有名なフレーズでした。
スタンフォード大学の卒業式でジョブスが語った「将来を見据えて点と点を繋ぐことなどできません。過去を振り返ったときに初めて点と点が繋がるわけです。ですから、私たちは将来どこかでその点が繋がると信じなければなりません。」
なにかを始める時に「将来的な展望を見据えて・・・」みたいな崇高な考えや計画性を全員が持つ必要はなくて、「なんとなく面白そう」で始めたものに一生懸命取り組んだ先に今までの経験が重なり合って大きな変化をもたらすといったこともあるんじゃないかなと思います。
本書にはここで紹介した以外にも「物事をセットにして仕組み作りをする」など具体的な方法も紹介しておりますので気になった方は是非読んでみてください!
最後に
「続ける思考」いかがでしたでしょうか?
『なんとなくやってみたいと思った事を毎日5分でも良いから本気を出さずに自己流で始めてみよう。しんどいと思った日はそれに一度触り、形だけやったフリして終えてもOKだよ』
これなら出来そうな気がしてきませんか??
「私はいつも途中で投げ出すからこの本を読んでも無駄」と思ったそこのアナタ!!
『いつも途中で投げ出す』アナタがこの記事を最後まで継続して読み進められたじゃないですか!!少しづつ変化は起きているから自信をもって♪
やる気がまだ出ないというそこのアナタ!!
オリラジのあっちゃんがYoutube大学で言っていましたよ!
「やる気が出ないからやれないのではない。やっているからやる気が出てくるんだ!!」
『やる気が出る⇒行動できる』ではなく『やる気は出ないけど行動する⇒やる気になってくる』というのがやる気の正体らしいですよ!
本書が言うように本気を出さずにちょっと始めてみてはいかがでしょう??

私もこの本を読んで『月、木、土』に15分程度で終わる新しい朝のルーティンを取り入れてみました!

・・・毎日じゃないの??

自分でも継続できそうと思えるサイズに小さくしたら週3回になりました(笑)
なにかを始める時は楽観的に「自分ならいけるっしょ」くらいで、その行動計画を立てる時は悲観的に「自分みたいな人間はこのくらいハードル下げないと続けていけない」くらいに捉えるのがちょうど良いのかなと♪
最後となりますが、この本より素晴らしい一節をお届けします!
誰にでもできる大したことないことを誰もやらないくらいに積み重ねる。
これが遠くまで行くことができる唯一の方法だ!
「続けること」の価値を再認識し、新しい習慣をスタートさせるきっかけになったら幸いです。
では、また!!