サイズ・性能と個人的なイチ押し機が爆誕!!『Retroid Pocket mini』レビュー!!

どうも、えいどりです!
発売した時からず~~~~~っと横目でチラ見しつつも我慢していたアノ子を新年迎えたテンションでついポチってしまいました(笑)
アノ子の名前は『Retroid Pocket mini』!!
前作『Retroid Pocket4pro』がとても優等生だったので期待は高まる一方!!
実際に届いて遊んでみたところ・・・

miniの結論:【最高に好き!!】
この記事を書き終えた後もゲームやる時は大抵ミニで遊んでおりすごく良いです♪
では、『Retroid Pocket mini』の紹介早速いってみましょう!!
Retroid Pocket miniとは?

2024年9月にRetroid社より発売した中華ゲーム機です。
『Retroid Pocket5』との同時発売をして、5にするか小型のminiにするかで多くの中華ゲーム機ファンを惑わした商品となっております!
PS2も遊べる性能、持ち運びやすいサイズとユーザーの欲しいポイントを両立させてくれているゲーム機です!!
カラーバリエーションも豊富で全5種類「スーパーファミコン(16bit)」、「サターン」、「ファミコン(SFC)」、「ブラック」、「オレンジ」があります。
ファミコン、スーファミカラーは他の機種でもあるものの「サターン」カラーがあるのはファンからしたら嬉しいですね♪




ファミコンカラーが「SFC」、スーパーファミコンカラーが「16bit」なので購入する時に間違えないようにね♪
注意事項としては、OSが「Andoroid」となりますので普段当サイトで紹介しているANBERNICなどの中華ゲーム機に利用されている「Linux」と異なります。
Linux系ではゲームを遊ぶ専用に作られているので電源ONするとすぐにゲーム選択画面になりますが、Andoroidの場合はスマホと同様でホーム画面があり、そこから起動するアプリを選択してゲームを起動するという手順となります。
また、初期設定でアプリを入れたり設定をいじったりする必要が出てきます。
購入できるサイト
本体はRetroid公式サイト、AliExpressで購入が可能となっております!
2025年2月時点ではAmazonでは個別販売のものしか見当たらず液晶フィルムやケースのみ販売を確認出来ております。
なお、液晶フィルムといった周辺アイテムでしたら楽天でも購入できます。
Retroid Pocket miniの性能
では、次にRetroid Pocket miniの性能です。
Retroid社は、Retroid Pocket Miniに搭載されたCRTシェーダー(スキャンラインやピクセルグリッドなど)に表示問題があり、ハードウェア設計上の制約により修正が不可能であると発表しました。
ブラウン管TVの表示に寄せる『CRTシェーダー』を使用したい方には大きな問題となりますのでご検討の際はご注意ください!

ちなみに私はCRTシェーダー使ってないので全然気になってないです!
基本スペック
名称 | 性能 |
---|---|
カラー | 全5色(16bit、Saturn、Orange、Black、SFC) |
Processor | SD865 (Qualcomm Snapdragon865) |
CPU | 1×A77@2.8G 3×A77@2.4G 4×A55@1.8G |
GPU | Adreno 650 |
RAM | 6GB LPDDR4x@2133MHz |
ストレージ | 128GB UFS 3.1 + TF Card Slot |
OS | Android 10 |
液晶画面 | 3.7inch(1280×960@60fps) AMOLED、500Nits |
バッテリー | 4000mAh |
放熱性能 | Active-cooling |
サイズ | 横幅16.5cm×縦7.7cm×厚み1.65cm |
重さ | 215g |
その他 | Wi-Fi 6 & BT 5.1 |
説明書では「横幅16.5cm×縦7.7cm×厚み1.65cm」となっておりますが、個人計測で確認してみると「横幅約16.2cm×縦約7.5cm×厚み約2.5cm」となっておりました。
説明書の厚みは、裏側のグリップ部分を入れていない数値かと思います。
グリップ部分を含めて計測すると厚み約2.5cmなので薄さを重要視する方はご注意ください。
また本体の重さも説明書上では「215g」とありますが、実機では「約223g」となっております。
液晶保護フィルムを付けているのとmicroSDが入っていましたが8gもないと思うので、ここもご注意ください。

動作するゲームに関して
中価格帯のゲーム機となりますのでファミコン等のレトロゲームは当然としてPSP、セガサターン、ニンテンドー64、ドリームキャストはしっかり遊べます!
ドリームキャストならみんな大好き「ジェットセットラジオ」なんかも解像度上げてプレイ可能です。
そして、気になるプレイステーション2ですがほぼ快適に動作してくれます!
PS2に関しては自宅にあるPS2ソフトでいくつか動作確認してみました。
『PS2ソフトの動作テスト』の項目でご紹介していきます。
実物チェック
では、いよいよ実物の本体確認をしてまいります。
今回購入したのはもちろん大好きスーパーファミコンカラーの「16bit」です!


このカラーは毎回おじさん心をくすぐっております(笑)
同封されているもの
▼同封されているものは本体、充電用のケーブル、説明書の3点となります。

▼説明書は『USER’S MANUAL』と書いてあるもののボタン説明と性能が書かれているくらいです。

あとは小さな文字で「鋭利なものでバッテリーを突き刺さないでね。バッテリーから漏れ出た液がかかったら洗い落として医師に相談を」とのことです!
良い子のみんなは気を付けましょう!!
前回『Retroid Pocket4pro』を購入した際にケースを買わず、傷つけるのも嫌だったので外に持ち出しする機会がほとんどありませんでした。
▼Miniはサイズ的にも持ち運びしやいため、外出先に持っていくこともあるかもと今回は公式サイトにてケースも購入!!

表面はシンプルな造りではありますが『RETROID POCKET』の文字が良いですね♪
▼ガッチリ保護してくれているので持ち運んでも安心です。
開けた時の落下防止&中に収納しているケーブル等で画面を傷つけないよう液晶の位置にカバーが付いているのも嬉しいです。

本体確認
さて、本体の確認をしていきたいと思います。
▼表面です。miniは音の伝わりを重視する人にも嬉しいフロントスピーカーとなっています。
上部にあるのがスタートとセレクトボタン、下の方の小さなボタンがホームボタン、戻るボタンとなっております。

残念な点としてボタンのカチカチ音が結構強めとなっております。

新幹線の移動中にやろうと取り出したものの静かな環境内だとカチカチカチカチうるさくて周りの迷惑になりそうなのでやめてしまいました(泣)
自宅でやる分にはいいですが外出先での使用が多い人はご注意ください!
▼背面には排熱用の通気口がついています。

▼上部がL・Rボタンと電源ボタン、ボリュームです。
なお、miniにはミニHDMIケーブル差込口がありません。

▼下部はTFカードの差込口、イヤホンジャック、充電用ケーブル(Type-C)差込口

▼側面は両側特になにもついていません。
グリップ用のふくらみがあるので握った時のフィット感が良いです。

Retroid Pocket4proと並べてみた
▼Retroid Pocket4pro(16bitカラー)と並べてみました。
本体カラーが薄い肌色のような色合いからグレーへと変わっています。
また、miniの液晶にはベゼルがないという違いもあります。


よりスーファミライクな色合いになったのは個人的に評価ポイント高めです!!
▼上の画像だけでは分かりづらいですが、サイズは並べるとL・Rボタン分くらい小さくなっています。


▼PS2も遊ぶとなるとmicroSDの容量も必要ですが、特に転送スピードが速い方が良いのかなとUHS速度クラス3のmicroSDカードを今回購入しました。

どこまで違いが出るかは実証してみないと分かりませんが、microSDカードにも転送速度というのがあるので購入する際には注意してみてください。
簡易的な初期設定方法
本体初期設定
さて、いよいよ電源をONして初回設定を進めていきます。
ダックステーションなどアプリ毎の設定は端折っていますが、初回にどんなセッティングがあるのか参考程度に見ておいてください。

【注意】イメージとしてはスマホにコントローラーを差しているような状態なので全ての操作をコントローラーではできず、時折画面タッチでの操作が必要になるよ!
▼電源をONしてロゴが表示された後に自動で初期設定画面に移ります。
ちなみに『R1』で次の項目に進む、『L1』で戻るです。

『言語設定』の次に『インターネット接続』がきます。
ネット接続が完了するとRetroid Pocket mini OTAのダウンロードになりますが、ダウンロード完了すると言語設定が初期化されて再度やり直しになるので二度手間が面倒な人は言語設定を飛ばして『ネット接続⇒OTAダウンロード』を先にやってしまうのが良いかもしれません!
▼まずは言語設定!
『OTHER LANGUAGES』⇒『Add a languages』と選択して日本語設定にしましょう!

▼画面一番下までスクロールすると日本語を発見!!Aボタンで決定です。

選択すると『1 English(United States)』、『2日本語(日本)』の並びになっていますがこの状態だと1の英語が優先されてしまいます。
画面右側の横棒を画面タッチ&スワイプして日本語を上に持ってきてください。
▼画面のように1が日本語になれば日本語化完了です!!

次はインターネット接続です。ここもタッチ操作の項目となります。
▼『WLANの設定』をタッチします

▼『Wi-Fiの使用』をONにする⇒自宅のwifiなど接続先を選択して、PWを入れればOKです。

▼ネット接続が完了するとRetroid Pocket mini OTAのダウンロードになります。
結構時間がかかるのでのんびり完了するまで待ちます。

先ほども注意事項として記載しましたがOTAのダウンロードが完了すると言語設定が初期化されてしまいますので日本語に再度設定します。
※Wi-Fi設定は初期化されずそのまま接続されていました
▼次にタイムゾーンの選択
液晶タッチで設定を開いて地域をアメリカ⇒日本に変更すれば完了です。

▼Google Playサービスはそのままにして次へ(R1)を押します

▼使われるであろうアプリを事前に導入しやすくしてくれています。
必要なアプリをインストールしていきますが、後でも出来るのでよく分からないものは飛ばして必要そうなものを入れておけばとりあえずOKです。

ちなみにプリインストールの中にあるアプリですが、大まかにこんな感じです。
Dolphin:ゲームキューブとWii
Duckstation:PS1
Flycast:ドリームキャスト
redream:ドリームキャスト
M64Plus FZ:ニンテンドー64
PPSSPP :PSP
Yaba Sanshiro2:セガサターン
AetherSX2:PS2
RetroArch:PS2以外の全般
※DuckstationとAetherSX2でゲームをプレイするには、別途ゲーム機のBIOSデータが必要となります。
▼PS2を起動したいので「AetherSX2」は欠かせませんね!!

RetroArchに関しては、過去の記事でも設定方法がありますのでご参照ください。

▼次にランチャーですが、好きな方を選べばOKです。
※私はせっかくだしとMiniデスクトップを選択したものの結局Androidのデスクトップでの使用になっています(笑)

▼フィニッシュで完了です!!

Retroid Launcherの設定
先ほどの設定で『Miniデスクトップ』を選んだのでRetroid Launcherの設定画面へと移ります。

ランチャーとは簡単に言うとゲームをまとめて管理・起動するための便利ツールのことだよ!
※なお、ランチャーに関してはこれ以外にも色々とあるので、使用したい場合のみ「Game Launcher」とかで検索してお好みのものを利用いただくで問題ないです♪

▼ランチャー上に表示するゲーム機種を選択します。
あとで編集・追加もできるので気軽に選んでください。

▼選択してダウンロードを終えると画像のようになります。
Linux系ゲーム機のような選択画面でゲーム選択ができるようになりましたね。
しかし、ここから機種毎にフォルダの設定が必要となります。。
設定したい機種にカーソルを合わせて『Xボタン』を押します。

すると機種の設定画面が出てきます。
ゲームROMを入れたmicroSDカードを差しているものの『ゲーム0』となっており認識されていません。
▼『ゲームカタログ』を選んでAボタンで決定します。

▼ゲームROMの入ったフォルダを認識させる必要があるので『追加』を押します。

▼ゲームボーイのゲームデータが入ったフォルダを選択したら『同期』を押します

▼読み込みが開始されてゲームが認識されました。
この作業を各項目完了させれば終了です!!


まぁ、、、結局今のところランチャーは使っておらずおやすみいただいておりますがね(笑)
おまけ
設定画面開くとアナログスティックのLEDつけたり色の設定も可能ですよ♪

▼細かな色味設定まで出来るので好きなカラーリングでどうぞ♪

PS2ソフトの動作テスト
PS2ソフトでいくつか動作確認をしてみました。
等倍解像度でその他は変更していません。
前半部分で確認した程度のため「後半敵が増えると動作がすごい遅くなる」、「〇〇の場面でのムービー表示がおかしい」など全ては確認できていませんので、その点ご了承ください。
▼「サルゲッチュ2」
ステージ入った後のマップ概要で3D表示の乱れ、プレイ中も動いている主人公の表示が若干乱れたりすることがありましたが動作に関しては問題なく動きます!

▼メタルギアソリッド2
特に問題なく動作していました。

▼デビルメイクライ3
Retroid Pocket4proの時、メニュー画面を開くと音声が飛び飛びだったのですが問題なしになっていました。

▼エキサイティングプロレス5
問題なく遊べます!(何でもありのハードコアマッチ楽しいです♪)

▼グランドセフトオートバイスシティ
こちらも問題なしです。

サルゲッチュ2で少し表示に乱れがあったものの他は基本的に問題なく動作しています。
三國無双いけるのかな~と気になっているものの無双3は実家に置きっぱなしなのでネットで無双4を購入しました!!届いたら更新しますのでお楽しみに♪

三國無双4届いたのでプレイしてみましたが全く問題なく遊べました!!夏侯惇ストーリー一気にクリアしました(笑)
久しぶりにやると爽快で楽しいですね♪
※2025年3月追記
ゲーム操作してみた感想としては、アナログスティックが少々固めといった印象です。ちょっとだけ倒すといった入力をするには慣れが必要な感じです。
アナログスティック入力に関しては『XUminiM』が一番操作しやすかったなと改めて実感しました。※性能ではminiが圧勝ですのであしからず

おわりに
いかがでしたでしょうか?
『Retroid Pocket mini』の16bit版は本体カラーがグレーに変わった点も含め、サイズ・性能と個人的にかなり刺さっています!!
PS2もしっかり遊べるのに小型というのは非常にポイント高いですね♪
『AYN Odin2 mini』も購入候補で挙がっていたものの、16bitカラーが良かったので今回こちらを購入しましたが後悔のない商品ですごい良かったです。
一応最後に良い点と悪い点を簡単ではありますが、まとめておきます。
良い点 | 悪い点 |
---|---|
持ち運びやすいサイズ | アプリ毎に初期設定が必要 |
PS2ソフトも十分に遊べる性能 | TVへの外部出力端子がついていない |
スティック周りのLED | 4000mAhなので同等の他製品よりもバッテリー持ちが宜しくない |
背面グリップで厚みが出てしまうもののグリップ感が良く、まっ平よりもホールド感◎ | ボタンのカチカチ音が結構大きい |
PS2でもエキプロ5など懐かしのソフトがガッツリ動作してくれているので、移動時間のお供として長く活躍をしてくれそうです!
本記事が購入を迷っている方の参考になれば幸いです!!
では、また!!
【 余談 】
ここ最近1つのゲームを最後までクリアするといったじっくりゲームする時間を確保出来ていなかったので2025年の目標に『いつかやってみたいと思っていたゲーム2つクリアまでやる』を組み込みました!
そして、それをMiniで達成しようとゲーム買っちゃいました(笑)
▼がんばれゴエモン大江戸大回転

当時のPS版のゴエモン戦績は、
・アコキング ⇒ 難しすぎて投げ出す
・綾繁一家の黒い影 ⇒ 全クリ
でしたが、大江戸大回転は「こんなんあったっけ??」という状態です。。
少し前にYoutubeで発見してやりたいと思っていたのですが、今回ついに手にしちゃいました♪
Miniで解像度上げてやるのが楽しみです!!