『Trimui Model S』最遅レビュー!!MAX級の薄さを体感せよ!!

どうも、えいどりです!!
今回は恐らく世界最遅となるであろう『Trimui Model S』のレビュー記事です!!
えっ・・・この記事を書いているのはいつかって??
2025年1月・・・です。。はぃ、既に4年近く前の商品です(笑)
でもいいじゃないですか、この薄い商品使ってみたかったんだもの!!
使いながら「うわぁ~!!うっす~~~ww」って言いたかったんですもの!!
めちゃ薄いゲーム機ということで過去に紹介した「RGnano」のようにロマンをたくさん感じさせてくれる商品です。
ロマン派のみなさんは是非見て行ってください!
それでは細かいことは気にせず早速紹介いっちゃいましょう!!

Trimui Model Sとは?

Trimui社が2021年に発売したポータブルゲーム機となります。
昨年発売して個人的にも気にっている「TrimuiBrick」の先輩にあたります。
特徴は何といってもカードサイズの大きさ&薄さ約10mmの超・超薄型ボディです!
ポケットサイズを超える「胸ポケットサイズ」のゲーム機となっております。
購入できるサイト

購入できるサイトは「Amazon」、「AliExpress」での購入が可能です!
楽天では液晶フィルムは販売しているものの本体の取り扱いはありませんでした。
最安で購入をするのであればAliExpressが間違いないです!
Trimui Model Sの性能
基本スペック
名称 | 内容 |
---|---|
カラー(全6色) | ブラック、レッド、グレー、シルバー、ブルー、グリーン |
CPU | ARM628Mhz |
液晶 | 2.0インチ/ips液晶 |
バッテリー | 600mAh / 稼働目安:約3.5時間 |
サイズ(実測なので誤差あり) | 横約10.5cm、縦約5.5cm、厚み約1cm |
重さ(実物で計測) | 約65g(販売サイト上には80gと記載あり) |
その他 | フロントスピーカー |
カラーに関してですが、公式サイトやAliExpressを回ってみたところ全5色は確認出来ていますがブルーとグリーンに関しては販売しているところが確認できませんでした。既に在切れとなっており、メルカリ等で出てくるのを待つ必要がありそうです。
また、重さに関しては販売サイトでは「80g」と記載されていましたが実物を量ってみると「約65g」となっていました。
▼精密計測ではないですが計測時の画像がコチラ!



動作するゲームに関して
動作するゲームはアーケードゲ-ム、ネオジオ、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、ゲームギア、ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンス、PCエンジン、プレイステーションとのことです。
後述しますが、実際に稼働させてみた結果プレイステーションは結構厳しいです!!
スーパーファミコンでも一部表示がおかしかったりするので気になる方は稼働状況を確認している項目もご確認ください。
実物チェック
同封されているもの
本体の他には説明書、充電用ケーブルがついていきます。
他の方の紹介記事を見ていても「箱が元からボコボコ」とあったのですが同じくでした(泣)

▼説明書は珍しく両面英語表記のみで中国語表記はありませんでした。
いつも通り簡単に内容見ていきます。

▼本体仕様に関してはシンプルな作りなので特段分かりづらい点はないですね、

▼ゲームのお気に入り登録が可、音量と明るさ調整のショートカットもあるとのこと

◆ショートカット機能
・ボリューム-: セレクトボタン+L
・ボリューム+: セレクトボタン+R
・明るさ-: スタートボタン+L
・明るさ+: スタートボタン+R
▼Type-Cのコネクタを使えばイヤホンも使えるよとのこと。
※ファームウェアの更新に関しては後述します!!

▼microSDカードはいつも通り「FAT32」形式にしてくださいとのこと。
そしてHUBを使ったりしてコントローラー繋げば2人プレイ等もできるようです!
2インチの小さな画面で二人プレイ・・・なかなか挑戦的で良いですね(笑)

本体確認
次はいよいよ本体確認です!!
今回購入したのはレッド!!普段あまり選ばない色だからこそ新鮮で良いですね。
▼フロントはクリアボディでスケスケでカッコ良しです!1
ボタンの静音性ですが、十字ボタン、A~Xボタンは押した時に少しカタカタ鳴る程度です。
真ん中にあるスタート、セレクト、メニューボタンはカチッカチッと大きく音が鳴ります。

▼背面が金属プレートとなっており本体のグレードを上げてくれています!
ここがプラスチックだったらオモチャ感が結構出てしまったと思いますが、この金属プレートのおかげでちゃんとした「ポータブルゲーム機」という印象になります。

▼本体上部です。小さめのL・Rボタン1つのみでL2・R2ボタンはありません。
ここもスタートボタン同様に押すとカチッカチッとしっかり音が鳴るので静音性をゲーム機に求めている人は気になるかもしれないですね。

▼本体の右側側面は、商品名と電源ボタンです。
Trimui Model Sの電源ボタンですが、なんとカチッとボタンをスライドさせるタイプなんですよ!!
発売当時でも既に電源ボタンを3秒くらい押してONにするものが多い中、本体構造の事情などがあったのかもしれないですがスライド式・・・ゲームボーイを遊んでいた身としては懐かしいし、全然アリというか好きです(笑)

▼本体左側面は何もなしです。

▼本体下部です。
システム用のmicroSDカード、USB-Cの差込口があります。

▼手に持ってみるとこのくらいのサイズ感です!
やはり約65gはめちゃくちゃ軽く「本当にゲーム機か!?」と思うほどです。
手の中への納まりも良く、十字キーなどが押しにくいということもないです。

▼横型軽量機でお馴染みの「MiyooA30」と並べてみるとこんな感じです。
やはりtrimui model sは小さい!!

▼名刺入れ、名刺、よくある会員カードと並べるとこうです。
カードより少し大きい位のこのサイズ感+めちゃ薄仕様のゲーム機・・・これは事件ですよ、奥さん!!

電源ONしてみる
いよいよ電源ONします!では、サイドのボタンをカチッとな!

▼メニュー画面はシンプルで直感的にわかりやすい作りとなっています。
ゲームのお気に入り登録もできるのでよく起動するソフトを管理するにも便利です。


▼「RETROGAME」を押すと機種毎に選択ができます。
中華ゲーム機初心者の人でも迷わずに選ぶことができそうです。

▼ちなみにゲーム起動した後にメニューボタンを押すと画面のようにメニューが出ます。ただ、残念ながら「再開、ステートセーブ、ステートロード、音量、終了」しか項目がありません。
ステートセーブ、ステートロードが出来るだけでもヨシとしましょう!!

▼設定画面がコチラ!!シンプル且つよくある項目があるくらいですね。


▼ちなみに言語設定は「英語・中国語」の二択です。
難しい英語もなくアイコンもあるので英語のままで十分理解できると思いますので苦手な方もご安心ください!

ファームウェアを更新する方法
届いた商品のファームウェアを確認したら「v0.107」でした。
※メニュー画面の「SETTING」から「Device Info」に入ると現在のバージョンが確認できます。
公式ページを見たらファームウェアの「v0.108」があり、せっかくなので最新版へと更新してみました!
説明書に書いてある手順がザックリとしていたので、コチラでも紹介しておきます!
簡単なのでこちらも宜しければ是非!!
▼microSDカードをPCに繋ぐのでカードリーダーが必要です。
手順①:まずはTrimuiの公式サイトへ行きます。
手順➁:ファームウェアの入ったzipファイルをダウンロード!
画面上部の「Firmware」⇒「Model S Firmware」と選択してファイルをダウンロードします。
※そこまで重くないはずなのにやたらと時間かかりました

▼これがダウンロードできればOKです!

手順③:microSDカードにzipファイルを入れます!
「Trimui Model S」に刺さっているmicroSDカードを抜いてPCと繋ぎます!
手順➁でダウンロードしたzipファイルを「解凍せずに」そのままフォルダ内にぶち込みます!!
▼BEFORE:本体から抜いた直後のmicroSDカードのディスクフォルダ

▼AFTER:zipファイルをぶっ込んだ後のmicroSDカードがコチラ
⇒ ダウンロードしたzipフォルダをそのまま入れるだけでOKです!
※もう一度言いますが「解凍しない」でそのまま入れてくださいね。

手順④:microSDカードを本体に戻して電源をONします!!
では、microSDカードをPCから取り出し「Trimui Model S」本体に入れたら電源をONします。
▼メインメニューにある「FILE」を選択します。

▼先ほど導入したzipファイルを選択します。

▼「アップグレードしますか?」と確認が出るので「OK」を選択します!

▼読み込みが開始して数分程度でアップデート完了です!

▼設定画面からバージョン確認すると最新に更新されています!

ゲームをプレイした使用感
firmwareも最新にしたので、いよいよ動作環境はいかがなものかと確認!!
先に結果を言いますとちょっと残念な感じではあります。
まずはファミコンですが「魔界村」は操作は問題ないのですが、若干気になったのがスピーカーの問題なのかBGMとは別で小さく「カタカタカタカタカタ・・・」って音が鳴っている。。マリオはそんなこともなく遊べました!
▼今更ふと思ったのが、魔界村のこのオープニング。
墓場に姫様と来ていて、しかも鎧脱いでる騎士様とかどんな状況なんでしょうね。

ゲームボーイとゲームボーイカラーに関しては特段問題もなく遊べました!

次にスーパーファミコン!!
▼流石にここも大丈夫ではなかろうかと起動してみると・・・おや???(笑)
・・・お分かりいただけただろうか??

▼マリオワールドのステージに入ったものの・・・おやおや??(笑)
空が暗黒に染まっていますね(泣)

▼マリオカートを起動したものの厳しいようで非常に全てがスローなレースゲームとなりました!!

大好きな「がんばれゴエモン2」はどうだ!!
▼キャラクター選択の画面で既に音が若干遅くなっている・・・。。

▼不安を抱きつつステージを開始すると、、、やはり表示!!
MiyooA30で起動したものと比較すると分かりますが水中が表示されていないですね(笑)

スーパーファミコンに関しては本体性能というよりはエミュレーターの問題のような気もしますが最近のゲーム機みたいにエミュレーターの変更機能が備わっていないんですよね(泣)
スーパーファミコンでこの状態ですのでPSは期待しすぎずに開いてみました!
▼愛すべきクソゲ-「破壊王」もともとモッサリ動作のゲームが更にモッサリスローモーションに!!
そして椅子を破壊したところで処理に限界が来たのか強制終了されました(笑)

▼「せがれいじり」もフレームスキップさせながらゲーム稼働させているようでいつもよりカクカクしています!!

ゲーム稼働状況に関しては以上です。
スーパーファミコンはタイトルを選ぶ、PSに関しては無理なので別の機種を使うくらいで見ておくのが良さそうですね。
数年の間に中華ゲーム機の性能等も急成長したので数年前の製品ではこの稼働状況は致し方ないですね。
ファミコン、ゲームボーイ専用の持ち運びに便利なカードサイズゲーム機と思って使えば良いかなと思います♪
MIN-UIというカスタムファームウェアも入れられるとのことなので、それで少しは動作環境が良くなるのかも試してみたいですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
中華ゲーム機の進化が早すぎて数年前の商品では遊ぶにも希望面・性能面では物足りなさがあると思います!
では、この商品のどこを推すかって??それはもちろん「ロマン」です(笑)
はじめてゲームボーイを買ってもらった時に「テレビに繋がなくてもゲームができて凄~い!」と感動した時のような「この薄くて小さいものでゲームができるなんて凄~い」というロマンがこの機種にはあります。
初代ゲームボーイに始まったポータブルゲーム機のサイズから小ささの極限、薄さの極限を求めていくところにロマンを感じるのです!!
「Trimui Model S」は性能云々よりも時代の進化にロマンを感じながら楽しむものと割り切ればいいかなと思います(笑)
胸ポケットに収まるゲーム機ってすごくないですか??
このご時世にスーファミすらソフトを選ぶ性能??
いいじゃないですか、ゲームボーイ専用機にしてしまえば(笑)
名刺入れサイズのゲーム機を忍ばせておいてササっと取り出して、ササっとしまう。
携帯性が神がかっているポータブル機として「RGnano」同様ロマンを追及したい人向けの商品でした。
私と同じように「めっちゃ薄~~いww」を体験したいと思ってくれる人が現れることを願っております♪
では、また!!
▼我が家のTrimui3兄弟!


