PS1のROMをCHD化して容量削減!namDHCの使い方を画像付きで解説
どうも、えいどりです!!
imgBurnで吸い出したPS1のROM(BIN/CUEファイル)、意外と容量が大きくてSDカードやPCを圧迫していませんか?
実は無料ソフト『namDHC』でCHD化すれば、ゲームデータそのままで容量を大幅に削減できます!
この記事では、「そもそもCHDってなに?」という基礎のところから、namDHCのダウンロード方法・使い方まで、初心者の方でも迷わないように画像付きで解説していきます!
この記事でわかること
- CHDとは何か?メリット・デメリット
- namDHCのダウンロード方法
- PS1のROM(BIN/CUE)をCHD化する手順
- CHDファイルの使い方・よくある質問
※注意※
本記事では、ご自身で所有しているソフトから吸い出したROMを、私的複製の範囲で使用することを想定しています!

ROMの吸い出しがまだの人は、下の記事の手順で準備してね!


みんな久しぶり♪
CHDとは?レトロゲームROMの圧縮形式
CHD(Compressed Hunks of Data)は、アーケードエミュレータ「MAME」から生まれた、ディスクイメージ用の圧縮形式です。
BIN/CUEやISOといったディスクイメージを、ゲームデータとして使える状態のままギュッと小さくできるのが特徴です!
ZIPなどの普通の圧縮形式と違って、解凍せずにそのままエミュレータで読み込めるのが最大のポイントです。「圧縮して保管する」のではなく「圧縮したまま遊べる」ので、中華ゲーム機ユーザーやレトロゲーム界隈では定番の形式になっています。

圧縮して容量を抑えたまま遊べるなんて、まさにレトロゲーマーのための形式だね!
CHD化のメリット・デメリット
CHD化のメリット
- 容量を大幅に削減できる(タイトルによりますが目安3〜6割くらい減)
- BIN+CUEなど複数ファイルが1つのCHDにまとまって管理がラク
- DuckStationやRetroArchなど主要なエミュレータや中華ゲーム機で利用可能
- 変換は可逆で、いつでも元のBIN/CUEに戻せる
CHD化のデメリット
- 一部の古いエミュレータはCHD非対応
- 変換にひと手間かかる
- CD-Rへの書き込みなどに使う場合は元の形式に戻す必要がある
デメリットは「非対応の環境が一部ある」くらいで、エミュレータで遊ぶのが目的ならメリットの方が圧倒的に大きいです!

「CD-Rへの書き込み」とか死語に近いかもしれんがな(笑)

こちとら昭和世代なもんで(笑)
namDHCとは?chdmanをマウス操作で使える無料ソフト
CHDへの変換は、本来「chdman」というMAME公式のコマンドラインツールで行います。ただ、黒い画面にコマンドを打ち込む必要があるので、私を含め初心者さんやIT素人さんにはかなりハードルが高め・・・。
そこで登場するのが『namDHC』!!
chdmanをマウス操作だけで使えるようにしてくれる、無料のWindows用ソフトです。複数のファイルをまとめて一括変換することもできる優れものです!

コマンド入力なしで誰でもCHD化できるようにしてくれるのは本当にありがたい!
namDHCのダウンロード方法
手順1:GitHubから最新版をダウンロード
namDHCは、開発者さんのGitHubページ(Releases)から無料でダウンロードできます。
▼namDHCのダウンロードページ
https://github.com/umageddon/namDHC/releases
ページ内の「namDHC_v◯◯◯.zip」というファイル名をクリックするとダウンロードが始まります(◯◯◯はバージョン番号です)。
軽いソフトなのですぐに完了します!

手順2:zipを解凍して起動する(インストール不要)
ダウンロードしたzipファイルを右クリック→「すべて展開」で解凍したら、中にある「namDHC.exe」をダブルクリックすれば起動します。
インストール作業は不要です!

▼解凍が完了すると2つのデータが出てくるので、「namDHC.exe」を開く!

※namDHCの動作には「chdman.exe」が同じフォルダ内に必要となるので、削除しないように注意!
※起動時にWindowsの警告(SmartScreen)が出た場合は「詳細情報」→「実行」で起動できます。フリーソフトの利用は自己責任で行いましょう!
namDHCでPS1のROMをCHD化する手順
それでは実際にPS1のROMをCHD化していきましょう!
今回は『極上パロディウスだ!』で進めていきたいと思います!

やることはたったの3ステップです。
手順1:ジョブで「Convert to CHD」を選ぶ
namDHCを起動したら、画面上部の「job type」(作業内容)で「Create CHD files from media」(CHDを作成する)を選択します。
※初期設定で選択されていると思います。

手順2:吸い出したCUEファイルを追加する
imgBurnで吸い出したCUEファイルをnamDHCの画面にドラッグ&ドロップ(または『Add files』から追加)します。複数まとめて追加すれば一括変換もできます!
※注意:imgBurnで吸い出したBINとCUEファイルのデータは同じフォルダに格納しておいてください。

手順3:出力先を指定して変換スタート
『Select output folder』で出力先フォルダを指定したら、『CREATE CHD』ボタンをクリックで変換開始!あとは完了を待つだけです。

File Options(ファイル操作設定)
- Force overwriting an existing output file:
保存先に同名のファイルがすでに存在する場合、警告を出さずに上書き保存。 - Create a folder for each successful file:
変換処理が正常に完了したファイルごとに、個別のフォルダを新規作成して保存します。 - Delete input files after completing job:
圧縮や変換の作業が完了したあと、元(変換前)のファイルを自動的に削除します。 - Also delete input directory (if empty) :
上の「入力ファイルの削除」を実行して元ファイルが入っていたフォルダが空になった場合、そのフォルダ自体も削除します。 - Keep failed or cancelled output files:
エラーで失敗したり途中でキャンセルした場合でも、作成途中だったファイルを削除せずに残します。
CHDMAN Options(CHDMAN詳細設定)
- Max number of CPU threads to use:
処理に使用するCPUのコア(スレッド)数を指定します。数値を大きくすると処理スピードが向上しますが、パソコンの負荷が高くなります。 - Parent CHD for output:
差分データとしてCHDを作成する場合に、基準となる親CHDファイルを指定します。 - Size of each hunk (in bytes) :
CHDファイル内部でデータを分割・圧縮する最小単位のサイズを指定します。基本的には初期値のままで問題ありません。 - Compression codecs to use:
圧縮に使用するアルゴリズムの優先順位を指定します(例:cdlz,cdzl,cdfl)。圧縮率や処理速度に影響します。

『File Options』は人によっては使うかもしれないけど、『CHDMAN Options』は・・・まぁいじることはないでしょう。。
変換時間は1本あたり1分もかからないですぐ終わりました。
完了すると、出力先フォルダにCHDファイルが出来上がっています!
気になる圧縮効果ですが、
今回【629,964MB → 288,107MB(約5割削減)】でした!

これはかなり大きく削減された方で他のソフトも含めて見てみると大体3~4割削減されるものが多い印象です!1本あたりこれだけ削減されるとなるとMicroSDの容量にもかなり余裕が出てきそうですね♪

SDカードの空き容量がどんどん増えていく!!
変換がうまくいかない場合
変換がうまくいかない時のあるあるエラーについて載せておきます!
よくあるのが『cueファイルの中に書かれているbinファイルのファイル名』と『フォルダ内に保存されているbinファイル名』が一致していないために起こるエラーです。実行したものの即エラーとなる方は確認してみてください!
▼例えばcueとbinファイルが下の画像のようなファイル名称となっていたとします。

▼実行するもエラーで終わります。

▼cueファイルを右クリック⇒『メモ帳で編集』を選択

▼cueファイルの中に書かれている『binファイルの名称』がファイル名と一致しているか確認。
もし異なっているようであれば『①binファイルの名前をメモ帳に記載されたものに変更する』もしくは『➁メモ帳内に記載されたファイル名を実際に保存しているbinファイルの名称に書き換える』これのどちらかを実施すれば解決します。

▼➁を実施した場合のイメージ画面です!


かくいう私もこれが原因で「CHD化出来ない!!」って騒いでいました(笑)
CHDファイルの使い方
出来上がったCHDファイルは、これまでBIN/CUEファイルを置いていた場所にそのまま置き換えるだけでOKです!
- 中華ゲーム機:SDカードのPS1用ROMフォルダへ
- RetroArch:ROMフォルダに入れて対応コア(Beetle PSX等)で読み込み
- DuckStation:ゲームディレクトリに入れれば自動で認識
動作を確認できたら、元のBIN/CUEファイルは削除しても大丈夫です。
心配な方は、PCなどにバックアップを残しておくと安心ですよ!
よくある質問(FAQ)
Q.CHDから元のBIN/CUEに戻せる?
A.戻せます!namDHCの画面左上の『Job type』で『Extract images from CHD files』を選べば、元の形式に復元できます。可逆な変換なので、安心してCHD化してOKです。
Q.PS2やドリームキャストのソフトもCHD化できる?
A.できます!namDHCはPS2のISOや、ドリームキャストのGDIファイルにも対応しています。ただし遊ぶ側のエミュレータがCHD対応かどうかは事前に確認しておきましょう。
Q.変換したCHDがエミュレータで動かないときは?
A.お使いのエミュレータがCHD非対応の可能性があります。エミュレータを最新版にするか、CHD対応のコア・機種を使いましょう。それでも動かない場合は、変換前のBIN/CUEの時点で正常に動くかも確認してみてください。
Q.音楽CDトラック入りのゲームも大丈夫?
A.大丈夫です!CD音源のトラックも含めてまるごと1つのCHDに格納されます。むしろ音源込みで1ファイルにまとまるのがCHDの強みです。
まとめ|CHD化でSDカードを有効活用しよう!
今回は『namDHC』を使ったPS1のROMのCHD化についてご紹介しました!
- CHDは「圧縮したままエミュレータで遊べる」定番形式
- namDHCならマウス操作だけで一括変換できる
- 容量は目安3〜6割削減、しかもいつでも元に戻せる
- 出来上がったCHDはBIN/CUEと置き換えるだけでOK
吸い出したROMが増えてくると、SDカードやPCの容量はあっという間に埋まってしまいます。CHD化を覚えておけば、大切なゲームライブラリをコンパクトに管理できますよ!
ご自身で所有しているソフトから吸い出したデータで、正しく・楽しくレトロゲームライフを送りましょう!
では、また!!

吸い出し方法のおさらいはこちらの記事からどうぞ!


